「日本の天文学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「日本の天文学」 中山茂著、朝日新聞出版刊

日本の天文学の歴史を紹介している本です。占いは、まぁそれなりに。日本の場合、天文学は暦の高精度化を中心に動いてきましたので、そこが中心になっています。実際、中国の天文学の影響を受けていたのも暦のためですし、最初に西洋の天文学が入ってきたときも、真っ先に改良されたのは暦のために必要な部分でしたから。

あと、宇宙観はずいぶんと変わったと思います。日本神話などで出てくる宇宙観については、過去にも紹介しました。どちらかというと、この本よりも、去年の5月30日に紹介した
「日本人の宇宙観」
の方が詳しいので、そちらを参考にしてもらった方が良いです。ただ、概要を知りたいだけであれば、こちらもありかな。