今日の我が家本紹介はこれです。
「佐伯さんとひとつ屋根の下」 九曜著、KADOKAWA刊
出生の秘密を知ってしまったが故に、家にいづらくなって一人暮らしを始めた主人公。何の因果か物件がダブルブッキングするというとんでもない事態になり、そのまま…という話。要はシェアハウスものだということです。
周囲の人々のキャラが立っているので、読んでいても
「これ、どうするんだ?」
みたいな感じで先を読みたくなる仕掛けがあるのがいいですね。この著者は既に最新作を紹介していますが、こちらも結構お気に入りです。というか、この作品の登場人物が最新作でもこっそり出て来ますしね。
そういえば、この著者の作品には教員が全然出て来ないんだよなぁ…出てくる大人は原則として両親くらい。教員が関わってこないのは著者のポリシーなのか、何か思うところがあるからなのか。