今日の我が家本紹介はこれです。
「黄昏乙女×アムネジア」 めいびい著、スクウェア・エニックス刊
妖怪が続いたので、今回は幽霊で。
よくある学校の怪談をベースにした話です。七不思議は当然のこと、旧校舎やらなんやら、そういうキーワードがいろいろと出て来ます。
主人公と、主人公にとりついた60年前に死んだ少女の霊が、学校内の様々な怪異を解決していくという話なのですが、テーマは
「人の心の弱さ」
でしょうか。ありもしないものにすらすがりたいという想い。それが暴走した際に生まれる理不尽な行動と、それに対する恨み。そしてそれを許すことができるのか。
そういうことが、霊になってしまった経緯をふまえて語られていきます。本当に恐ろしいのは人間だということか。