今日の我が家本紹介はこれです。
「科学をいまどう語るか」 尾関章著、岩波書店刊
著者から献本でいただきました。ありがたや。著者と最初に会ったのは、科学系のメンバーが集まった飲み会だったと記憶しています。もう20年ほど前でしょうか。天文教育系のメンバーが集まっていたその会で、
「いや、私からすると重要なのは『教育』であって、『天文教育』だけやることに意味は無いし、どうでもいいんですよ」
という話を私がし、それを聴いて
「面白い奴がいるなぁ」
と気にかけて下さるようになったとのことでした。
著者は、科学朝日の編集部を経て、最終的には朝日新聞の医療科学部長にまでなった方です。実際にいろんなところで科学談義を行いましたし、著者が主催した科学イベントにも呼んでいただきました。結構エキサイティングな話題も多く、大変楽しませていただきました。
そのため、この本の内容もそういう感じになっています。
「啓蒙から批評へ」
というサブタイトルは伊達ではありません。
今でも年賀状のやりとりをしておりますが、久しぶりに会って話をしてみたいものです。