今日の我が家本紹介はこれです。
「SFとは何か」 笠井潔編著、NHK出版刊
1986年に出版された本なのでかなり古いのですが、1980年代までのSFの潮流を押さえた本です。小説作品の中で、SFというジャンルがどの様に育まれ、進化してきたのかを歴史を追いかけながら知ることができます。
1980年代と言えばサイバーパンクの時代。コンピュータの進化が人間の姿を変えると考えられた世界観までを扱っています。ただまぁ、その後に出て来たグレッグ・イーガンのような世界観のものは入っていません。まぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが。そういう意味では「順列都市」は衝撃だったよなぁ…