軌道エレベーター関係のSF4冊

今日の我が家本紹介はこれです。

「楽園の泉」 アーサー・C・クラーク著、山高昭訳、早川書房刊
「ふわふわの泉」 野尻抱介著、エンターブレイン刊(最新版は早川書房刊)
「まっすぐ天へ」 的場健著、金子隆一監修、講談社刊
「東京軌道エレベーターガール」 吉田正紀、中林ずん著、小学館刊

軌道エレベーター関連の小説及びコミックスを4冊紹介です。
「楽園の泉」はスリランカに軌道エレベーターを建設しようとする話。
「ふわふわの泉」は「楽園の泉」へのオマージュとして、とある物質を使って宇宙まで行けるようにしてしまおうという話。どちらもハードSFとして読み応えがありますので、テイストは全く違いますが、是非どうぞ。

3冊目は1巻のみで終わってしまいましたが、
「宇宙に行くならロケットだろ」
と考えていた主人公が、スペースシャトルの事故を受けて、軌道エレベーターの建設を模索し始めるという話です。模索し始めた所で話が終わってしまいましたので、できれば続きを読んでみたいものです。

4冊目は、ハードSFではない内容です。んー、軌道エレベーターにアテンダントがいて、その人物を主人公として話が進みます。ただ、立ち位置としては主人公なのに脇役感が拭えません。毎回、中心になって話を動かす人物がいるので、それを傍から見ている感じですね。