今日の我が家本紹介はこれです。
「アポロ13号 奇跡の生還」 ヘンリー・クーパーJr.著、立花隆訳、新潮社刊
映画の「アポロ13」が良い出来でしたので、ざっくりと知りたければあれを観るのをお薦めします。あの映画は打ち上げの前から始まっていましたし、事実、CGで再現された打ち上げシーンは、当時のメンバーにすら
「どこにこんなフィルムが残ってたんだ?」
と言わしめるほどの出来でした。
が、この書籍は打ち上げは終わり、トラブルが発生する直前から始まります。その後、時系列に沿って、誰が、どのタイミングで、どの様な活動を行ったのかなど、詳細に書いていっています。
まぁ、さすがに何時何分何秒というところまでは書かれていないのですが、それでも何が、どういう順番で起こったのかは、しっかりと分かるようになっています。
日本の宇宙開発でも、このレベルでしっかりと書かれた書籍をもっと用意する必要があるのかも知れません。特に大きなトラブルに見舞われた打ち上げや衛星に関しては。