「ブラックホールの世界」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ブラックホールの世界」 福江純著、恒星社厚生閣刊

復活の第一弾は、私の卒業論文に関係する本です。この本にはN88BASICのプログラムリストが付いていまして、中でも福江氏の論文で使われた、「ブラックホール周辺にできる降着円盤がどの様に見えるか」のシミュレーションプログラムもあります。

そして私の論文はそのプログラムを改造して、降着円盤の明るさの変化に重力レンズ効果がどの程度寄与するのか?を計算するものでした。ちなみに修士論文もその延長上で書いています。うん、全然重力レンズが主体ではない。重力レンズが主体の話になるのは博士課程に進んでからですから。

まぁ、このプログラムなんですが、後にC言語に載せ替えを行い、その後、Webで動かすためにJava Applet化する方針で途中まで移植していたのですが、就職して仕事をするようになるとそんな暇は取れず…その後、JavaScriptに移植する予定をしたものの、それも頓挫しております。冗談抜きで、一旦どこかで移植作業をしよう。でないと、いろんな意味でやってられん。JavaScriptで書いてしまえば、Web上でシミュレーションできるようになりますしね。

ちなみに、続巻で「スターボウの世界」「スペースコロニーの世界」が出ています。もし見つけることができましたら、遊んでみてください。まぁ、今更N88BASICが動くマシンを探すのが大変でしょうが…