今日の我が家本紹介はこれです。
「戦翼のシグルドリーヴァ」 長月達平著、KADOKAWA刊
現在、アニメ放送中の同作品。その前日譚を描いた作品です。ヨーロッパ編と日本編がそれぞれ2冊ずつ出ています。アニメではさらっとしか触れられていなかったりするネタが多く、こちらを読むと、さらに世界観が拡がります。
それは良いのですが、アニメ本編もまだまだ謎が多い。
「北欧には神話がない」
という登場人物のセリフから、明らかに何かがおかしい。オーディンも出てくるのですが、トール、ヴァルハラなどの言葉が一般に知られていないのは、大変不思議な感じがします。
そして小説版を読むと、「人々の記憶が書き換わる」という現象が何度か描かれていますので、何かしらの原因で北欧神話自体がなかったことになっているっぽい。
そしてオーディンが時々語っていた「思い出せ」という言葉。なにやら裏のある感じがします。まぁ、オーディンだしなぁ…良いことも言うけど、策謀を巡らす神でもあるし、隠し事もしているようですし、最終回に向けてそろそろ伏線の回収が始まるか?