今日の我が家本紹介はこれです。
「なぜ人工知能は人と会話ができるのか」 三宅陽一郎著、マイナビ刊
1990年代からの開発現場の話を知ることができます。当時はゲームのNPCににいかに自然な会話をさせるのか、が発端になったのだそうです。そういや、あの頃は「人工無能」ってのがあって、ろくでもない会話をしてくれたのを思い出します。
そこから、人間同士の会話に近づけるための努力が始まったわけです。それこそ「りんな」なんかは隔世の感がありますね。普通に女子高生と会話している感じでチャットで文章を返してきますからね。もしあれの内容を某社の人工合成音声ソフトを通せば、本当に人間と見分けが付かないでしょうね。
とはいえ、まだまだ人間には及びません。会話はなんとなくできるのですが、読解力の問題を解いたりは難しいのです。BERTでなんとかできるのかなぁ…