今日の我が家本紹介はこれです。
「アルスラーン戦記」 田中芳樹著、角川書店刊
最初は角川文庫で始まり、最終的には光文社の新書で完結しました。全16冊ですが、31年以上かかっての完結です。
舞台は中世ペルシアをモデルとした国家。多神教のこの国に、キリスト教をモデルとした一神教の国が侵略を行います。モデルは十字軍でしょうか。そこから物語はスタートします。
ネタバレになるので内容は書きませんが、十字軍の頃のキリスト教が行ったような略奪や虐殺、王家ならではのドロドロとした陰謀、国家間の駆け引きなど、様々な要素が絡み合っています。
また、登場人物の名前も、実際に存在する名前のリストから作られているということで、中東系の名前をいろいろと知ることが出来ます。そういう読み方もなかなか楽しいシリーズです。