「星間物理学」

今日の我が家本紹介はこれです。

「星間物理学」 Lyman Spitzer, Jr.著、高窪啓弥訳、共立出版株式会社刊

宇宙空間における星間ガスの振る舞いについての教科書です。大学院時代にお世話になりました。

星間ガスは、星形成領域でも重要な役割を果たしますし、それこそ銀河間でLymanα Forestを形成したりもしますので、宇宙物理学をやるなら避けては通れないトピックです。

私の場合は、原始星周りの降着円盤や星周円盤も対象でしたし、もう一つ、重力レンズ効果をやる上でも、銀河間ガスの振る舞いは重要でしたからね。その辺の基礎として活用していました。