今日の我が家本紹介はこれです。
「蟲師」 漆原友紀著 講談社刊
最近、東大生が紹介する受験に役立つコミック3選にも選ばれていたものです。
別にこれで勉強するわけではなく、
「日本人が古来持っていた自然観や自然との付き合い方」
が書かれているとされています。なので、日本史や日本の古典を学ぶ上で、その感覚を身につけるに良いとされているのです。
もちろん、この世界は過去の日本ではありませんし、あくまでもファンタジーです。ですが、自然を司る不思議な存在を「蟲」として接するところは、確かに日本人の自然観に通じるのでしょう。作者自身も巻末で「むかしおばあちゃんに…」みたいな話をいろいろと書いていましたから、そういった話などがバックグラウンドにあるのでしょう。
ちなみにアニメ化もされていますので、そちらもお薦めです。大変良く出来ています。