「ゲノム敗北」

今日の我が家本紹介はこれです。

「ゲノム敗北」 岸宣仁著、 ダイヤモンド社刊

今日はこれです。「常温核融合スキャンダル」に続いて、科学界の問題点を書いた書籍です。特にこの本は日本科学界の問題点を指摘したものです。

1980年代までは世界最先端だった日本のゲノム研究が、如何にして凋落したのか、が書かれています。
個人的には政治家の中に、科学技術に強い人材が少なすぎるのが問題だろうと考えています。
「科学技術立国」を標榜するのであれば、せめて官僚も政治家も理系出身者が半数はいないとダメでしょう。今回の新型コロナ対策でも、ドイツのメルケル首相をはじめとして、上手く対応が出来たのは理系出身トップがいたところが中心でした。

まー、日本は理系出身者がほとんどいないことが、今回のITシステムの整備遅れにも繋がっていますし、様々なところに弊害が出ていますね。
とりあえず、国会の資料は全部タブレットに配信することから
始めれば良いよ。紙は一切の例外を認めずに廃止で。