「Astrophysical Formulae」

今日の我が家本紹介はこれです。学生時代にお世話になった本、第三弾。

「Astrophysical Formulae」Kenneth R. Lang著、1974年 Springer刊

あれ?思ったよりも古かった。新しい版も出ているようですが、理論天文学をやっている者としては、超便利アイテムでした。理論計算で使う大抵の数式は出ていましたし、物理学的な公式などは一通り入っていましたから。

基本的には、自分の研究テーマで必要な公式はここから。後は幾つかの公式を組合せ、前提条件や境界条件を設定し、手計算で解いていきます。
ただし、大抵の場合は手計算では解けないので、それをコンピューターのプログラムとして書き上げ、あとの計算はコンピュータ任せというやりかたですね。

あと、もし数式をコンピューターのプログラムにする時に困る場合は、「Numerical Recipis in C」などを参考にして開発していました。