「異端の数 ゼロ」

今日の我が家本紹介はこれです。

「異端の数 ゼロ」チャールズ・サイフェ著、林大訳、2009年 早川書房刊

なんとなく面白そうだから買ったのですが、大学時代にとりあえず展開方法を学んだだけになっていたマクローリン展開の本質的な意味を理解できた本でもあります。
数学とか数式って、頭の中でイメージが出来るかどうかで理解度が大きく変わります。重力レンズの式も、ブラックホール周辺の粒子の振る舞い方も、頭の中でのイメージが出来るか出来ないかで、全く理解度が変わるのですよ。

ちなみにAI関係もそうで、私の頭の中では今の第三世代AIも、やはり同様のイメージで想像しています。なので、どういうデータセットが必要なのかも、そのイメージの中でパズルを組み立てているようなイメージを持っています。

「ゼロ」についてのイメージを頭の中に構築するには、大変面白い本だと思います。