今日の我が家本紹介はこれです。
「ソシュールと言語学」町田健著、2015年 講談社刊
もともと言語学にも興味があったわけですが、これはSETIというか、FIRST CONTACT SIMULATIONに関連するものとして勉強を始めました。
このソシュールの提言した「シニフィアン」と「シニフィエ」の考え方は、非常に重要だと思っています。これは言語の自動翻訳を行う上で、共通概念の構築に不可欠なモノですから。
ですが最近は別の用途で使っています。実はディープラーニングを利用した第三世代AIの理解に役立ちます。
「シニフィアン」の考え方は「分類器・識別器」に通じるモノがあります。この概念はAIと人間のデータに対する認識が類似していることを示していると思うんですよね。
というわけで、AIの勉強をしたい人にお薦めです。