今日の我が家本紹介はこれです。
「マーフィーの法則」アーサー・ブロック著、倉骨彰訳、1993年 アスキー刊
「失敗する可能性のあるものは、失敗する」
で有名なマーフィーの法則です。この本、大好きでして、今でもちょくちょく引っ張り出しています。ちなみに「続」以外にも「Woman」とか、他にも何冊か家にあります。
IT業界にいると役に立つのは、スケジュールにおける90/90の法則です。曰く、
「プロジェクトの90%を終了させるには、スケジュールで決められた期間の90%の時間がかかる。残りの10%を終了させるにも、同じだけかかる」
とされています。
これまでの経験に照らして解説すると、残りの10%は要件が固まっていない又は曖昧、もしくは担当者によって解釈や目標が異なる部分で、紆余曲折をしているとどんどんスケジュールから遅れていきます。
特にIT業界では、これらを完璧に対応しようとすると、完成した頃には時代遅れになっていて、使い物にならなくなります。重要なのは、完璧でなくてもリリースすること。そして使い始めることです。どうせ「完璧」の定義なんて人によって違うんですから。