「未来の年表」
河合雅司著
講談社刊
今後の日本で起こる高齢者の増加、若年層の減少、そして人口の推移とその影響を考察した一冊です。実際問題として、若年層が減ってしまっていますので、どの様にしても今後100年くらいは人数が減っていくことは避けがたく、どの様にして日本を豊かなまま着地させるのか、という事への提言としてまとめられています。
まぁ確かに、戦略的に人口減少を捉え直し、撤退戦を戦うべしと言うのはよくわかります。少なくとも、今後結婚する家庭が4~5人ずつ子どもを産むということでもない限り、人口が増えないのはその通りですし、そんなことをすると産業が保たないというのもその通り。
まぁ、この本で提言されているとおりにするにも、いろいろとハードルがあるのは事実で、そう簡単にはいかないと思いますが、検討の材料とするには良い本だと思います。
老若男女を問わず、少なくとも一度は目を通した方が良いのではないでしょうか。
今月の歩数:63,078歩
今日の体重:68.8kg