読了です。
「うたかたエマノン」
梶尾真治著
徳間書店刊
エマノンシリーズ初の長編です。これまでは中短編ばかりで、4冊が出版されてきましたが、遂に長編となりました。長編となるにあたり、かなりいろんな事を調べていることがわかります。
まず、舞台は19世紀末のカリブ海。この頃、現地にいたとされるポール・ゴーギャン、そしてラフカディオ・ハーンも登場します。また、マルティニーク島とその中心であるサン・ピエールの街が描かれています。すでに火山の噴火に飲み込まれてしまったこの街の情景を描写するのには、いろいろと資料をあたる必要があっただろうと思います。
内容については書きませんので、興味の出て来た方は、是非本を手にとっていただければと思います。
今月の歩数:385,016歩
今日の体重:67.7kg