今週月曜日に最終回を迎えた深夜枠で放送されたアニメ「「翠星のガルガンティア」ですが、Twitterでもほめる言葉が結構多く見られます。ちなみに私もこの作品は良かったと思っていますし、他の人が書いている
「こどもに見て欲しいアニメ」
というのも理解できます。
話の内容はと言うと、遙かな未来、宇宙で管理された社会の下、謎の宇宙生物と戦うことで社会の構成員としての自己を見いだしていた主人公が、事故で未知の惑星に飛ばされてしまいます。実はそこは地球で、主人公は元の世界に戻れないまま、全く異なる文化と接しながら生きていくすべを見いだしていくという話です。
それまで兵士としての教育しか受けてこなかった主人公が、社会の中で生活するということに戸惑うこと。
働いてお金を得る、そしてそれを使うことで社会の中で生きていく。
体に障害があっても、自分に出来ることをやっていける。
などなど、確かに道徳の授業でやってもおかしくない話が次々と出て来ます。
また後半では
「人間とは何か?」
をとう内容が続きます。謎の宇宙生物だと思っていたのは、実は氷河期を乗り切るため、自分の体を遺伝子操作した人類の末裔だったとか、いう話も出て来ます。ただ、この際、
「人間とは、環境の中で生きていくのに、知恵を出し、工夫をする事の出来る存在である。体を改造した人々はそれを放棄してしまい、知恵を出したり工夫をすることが出来なくなった。これはもはや人間ではない」
という言い方をしたり、
「他人に盲目的に従属し、自らの思考を放棄した者は人間とは呼べない」
と言ってみたり、かなり重いテーマも突きつけられます。なかなか「人間」を定義することは難しいのですが、ちょっと簡単すぎるきらいはあるにせよ、こういう話題に真正面から取り組む姿勢は大いに評価できます。
13話で終わってしまい、ちょっと短かった感じもしますが、お薦めできる作品と言って良いでしょう。
今月の歩数:64,717歩
今日の体重:67.9kg
