一応、読了。
「物質のすべては光」
フランク・ウィルチェック著
吉田三知世訳
早川書房刊
えーとですね、解説から読むことをお薦めします。まず、この本は素粒子物理学の本であり、素粒子物理学に関する知識が皆無の人が読むと、さっぱりわかりません。というか、ちょっと知ってるくらいでもダメです。少なくとも現状の素粒子物理学についてある程度、ガッツリと勉強した上で取り組むことをお薦めします。
ちなみに、私は途中から太刀打ちできなくなりました…orz
確かにある程度知っている人なら楽しく読めるのでしょう。しかも、いろんなたとえ話を出してきたり、いろんな歴史的な物理学者とのやりとりや、楽しい脱線もたくさんあります。
しかし、それを知識があまりない状態で読むと、どこか重要で、どういうイメージで例示しようとしているのか。どこは飛ばしても良いのか、そしてこの章の結論はなんなのか、とか、さっぱりわからないまま章が進んで行きます。
実際、6章辺りでついていけなくなり、第2部に入って13~15章辺りは再び食らいついていけるようになったものの、第3部に入ると一体何が言いたいのやら…?という状態。ついて行けたところは、ある程度知識のあったところで、知識のなかった章は何を言おうとしているのかがわからなかったんですね…
しかも本来はダークマターやダークエネルギーについて、素粒子の立場からの視点を欲しくて買ってきたのに、あまりそこに対しては私としては役に立ちませんでした。
あー、これは売り飛ばす系かなぁ…
今月の歩数:154,020歩
今日の体重:68.0kg