「宇宙戦艦ヤマト2199 第1巻」
むらかみみちお著
西崎義展原作
角川書店刊
現在、アニメがときどき劇場公開されている、で、来年からテレビ放送が始まる予定のあれです。そのコミック版。
実際には旧作とはいろいろと変わっておりまして、その辺、アニメ版、松本零士版、ひおあきら版と比較すると面白そうです。まぁ、豊田有恒原作の石津嵐版(小説)とは全く異なっているんですけどね。
それはさておき…
変わった内容として、森雪の存在があります。今から思うと、旧作の森雪は、索敵部門のトップ、生活班長(主計長)、看護士と3役を1人でこなすスーパーウーマンぶりを発揮しておりました。めっちゃ出来る女性じゃないですか。しかも全部、全く異なる専門分野ですよ。
今回は船務長のみを森雪が担当。看護士には原田真琴、主計課には山本玲、船務科士官は岬百合亜と、4人に役割が分割されています。ようやく普通の女性ですね。
ちなみに他にも地球防衛軍の組織にも変更が入っています。そもそも防衛軍の組織では、沖田が冥王星会戦時に旗艦の艦長と艦隊の総司令官を兼ねているんですよ。ヤマト2でも土方がアンドロメダの艦長兼連合艦隊司令だったり、艦隊司令と艦長を兼任するという、近代軍隊ではあまり考えられない組織になっています。
ガンダムでは司令官と艦長は分かれてるんですよねぇ…そこが今回はきっちりと分けられてます。
冥王星会戦時は、戦艦キリシマ艦長は、山南が。ヤマトを送り出した後の艦隊総司令は土方が務めるような描写がありますし、沖田と土方の
「一体何年の付き合いだ」
というセリフがあったりと、人間関係も面白い設定が追加されています。まぁ、今後が楽しみです。
そういや、ヤマトには艦隊参謀とか、参謀本部があんまり出て来ないんだよなぁ…あっても不思議じゃないはずなのに…
今日の歩数:15,386歩(7月合計:137,664歩)
今日の体重:68.1kg