「ファントマは哭く」
林穣治著
早川書房刊
AADDシリーズの3作目です。前作で出てきた種族「ストリンガー」とAADDとの交流を軸に、AADDとの戦争に負けて落ちぶれてしまった地球の急進派などが絡んで物語が進展していきます。
そして超対称性粒子の生命が可能性として出てくるなど、次巻に繋がる新たな展開が待っています。
そういや、林さんには去年9月のシンポジウム以来、会っていないような…。林さんはあのシンポジウムからこの内容を着想し、私は異なる方向へとアイデアをふくらませている。同じ話を聴いたはずなのになぁ、面白いもんだ。