「新聞社―破綻したビジネスモデル」

読了です。実は2007年の本なので、2年も前の本なのですが。

「新聞社―破綻したビジネスモデル」
 河内孝著
新潮社刊

筆者は毎日新聞社に定年まで勤めていたそうです。しかし、新聞社のビジネスモデルに限界を感じ、この本を書いたとのこと。
新聞社の簡単な歴史のみならず、テレビ局の系列化の過程なども紹介されていて、結構面白かったです。

そういう意味では何だなぁ…もう何年も前から新聞社の収益構造については問題になっていますが、人口減少時代の影響をもろにくらい始めていますよね。あと不況と。よほど考えて早く方向転換をしないと、そのまま日本のようにずるずると沈んでいって、気が付いたらどうしようもない状態になっていると思うのですが。

抜本的な改革をするためにも、速報系は通信社に全部渡してしまって、新聞社は論説や社説に集中した方が良いと思うのですが。