「つばき、時跳び」

「タイムトラベル物」というと「梶尾真治」と言っても良いくらいにまでなってきましたね。

「つばき、時跳び」
 梶尾真治著
 平凡社刊

今度は150年前に生きていた人と恋仲になる主人公のお話。しかし最近の話はSFテイストがかなり薄い。「時を隔てた恋愛」というものをテーマにし始めたので、もうその仕掛けがどうこうというのは関係なくなってきているのでしょう。

でもそこかしこにキッチリと仕掛けのしてあるあたりは、さすがにカジシンですね。