「あねのねちゃん」

今度はケータイ小説だったんですかね?それともケータイ文庫に出た小説はケータイ小説とは言わないのだろうか・・・?

「あねのねちゃん」
 梶尾真治著
 新潮社刊

系統としては先日読んだ「アイスマン。ゆれる」と同系統の小説です。イマジナリー・コンパニオンという心理学用語を出してくるのもなかなか面白いですし、それが実体化していろいろ騒ぎを起こすというのもカジシンらしい仕掛けですね。
これ以上書くとネタバレになっちゃいますので書きませんが、「アイスマン。ゆれる」の主人公の女性といい、今回の主人公の女性と言い、カジシンの小説で女性が主人公の場合、こういうタイプが多いような気がするのは気のせいだろうか?あ、エマノンは違うけどね。