久しぶりですなぁ。
「水妖日にご用心」
田中芳樹著
祥伝社刊
「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズの新刊です。今回は・・・あー、ネタバレになりますから、気になる方はここまでで。
で、今回はネパールあたりをモデルにしたとおぼしき王国からやってきた面々によって事件が引き起こされます。しかも東京ディズニーランドをパロディにした「東京ザナドゥランド」が最初の事件発生場所。
もう彼の地というか、創業者をボロクソにこき下ろすあたりはさすがに田中芳樹。まぁ、私もあの会社の著作権に対するえげつないやり方には、同じくモノを創造するという立場の者としても辟易していますので、別に弁護や擁護をしようとはこれっぽっちも思いませんが。
ま、もう亡き者になってしまった前総理やオタクな前外務大臣が出てくるあたり、
「あー、この頃に書いてたんだねぇ」
というのがわかって、別の意味で面白かったですけどね。